和食店「食堂 おわん」(福岡市博多区冷泉町、TEL 092-292-0409)が4月11日、オープンした。(博多経済新聞)

 朝食メニューの「炊きたて土鍋ご飯と博多めんたいこ食べ比べ御膳」

 居酒屋「香家(こうばしや)」(同)と「小料理屋 そのへん」(同)の店主・森元啓輔さんが、大人向けに落ち着いた雰囲気の食堂を開きたいと出店。店舗面積は約15坪。席数は、カウンター=16席、テーブル=8席。「五感が喜ぶ店」をコンセプトに、土鍋ご飯や小鉢、メイン料理などを朝・昼・夕でメニューを変えて提供する。「店名は、おわんのように、大事な食事をそっと支える存在になりたいと名付けた」と森元さん。店内には自然光が入るようにしている。中央に10人掛けの大きなダイニングテーブルを置き、1人1人の食事スペースを確保しつつゆったり座れるようにしたという。

 朝食メニューは、「炊きたて土鍋ご飯と朝とれたて一番だしのだし巻き玉子御膳」(1,500円、みそ汁付き)、「炊きたて土鍋ご飯と博多めんたいこ食べ比べ御膳」(2,000円、だし茶漬け付き)の2品。小鉢4種、八女茶も付く。昼食メニューは「炊きたて土鍋ご飯の日替わり御膳」(2,000円)をみそ汁、小鉢5種、八女茶付きで用意する。昼食のメインは、肉料理と魚料理、自家製豆乳豆腐を使うマーボー豆腐の3品から客に選んでもらう。17時以降はコース(1万円〜2万円)を用意するほか、飲酒しない客向けに定食中心の「食堂おわんの夕食御膳」(2,800円)もそろえる。食材は、山形県産米「つや姫」、鞍手町の「貴黄卵」、「博多中洲むかい」のめんたいこなどを使っている。

 森元さんは「心も体も満たされるような店にしていきたい」と話す。

 営業時間は、7時30分〜10時、11時〜14時、17時〜23時。