マイクロブタと触れ合える「mipig cafe(マイピッグカフェ)イオンモール浜松志都呂店」(浜松市中央区志都呂、TEL 053-543-9998)がオープンして、1カ月がたった。(浜松経済新聞)

 店舗内のイメージ

 店を運営する「Hooome(ホーム)」(東京都港区)によると、マイクロブタは体重40キロ以内の雑種をいう。訪問先の英国で自由に生活するマイクロブタを見て魅了されたのがきっかけで、「日本でもペットとして育てたい」との思いから取り組みを始めたという。繁殖は親会社が担う。「マイクロブタの保育園」として位置付けるカフェで、来店客には触れ合う時間を楽しんでもらうのに加え、動物福祉(アニマルウェルフェア)などを考えてほしいとの願いもあるという。静岡県内からペットとして迎えたいという希望者が多かったことを踏まえて検討した結果、浜松市への出店を決めた。

 店舗はフロアと個室2室を備え、童話「シンデレラ」の絵本をイメージにした内装にした。店舗面積は43坪で、月齢2カ月〜2歳前後のマイクロブタが30〜35匹ほどいるという。事前予約制で同じ時間帯に利用できるのは最大で、フロア=32人、個室=1室当たり4人の計8人。個室利用の場合、スタッフの助言を受けてマイクロブタを抱き上げることができる。料金は入場料として年齢を問わず660円が必要なほか、利用料として始めの30分間が中学生以上の大人=1,100円(以降30分ごとに550円)、小学生=550円(同330円)が必要。このほか、個室を利用する場合、別途料金(1室当たり30分間で550円)がかかる。

 取締役で広報担当の北川史歩さんは「人と動物との共生を考えるきっかけになる場として地元に応援してもらえる店にしていきたい」と話す。

 営業時間は10時30分〜20時。定休日はイオンモール浜松志都呂店に準じる。