中学生を対象にした「しごと未来フェア」が5月21日、高森町民体育館(高森町下市田)で開かれた。今年で6回目。(飯田経済新聞)

 しごと未来フェアの様子

 当日は、高森中学校2年生約130人が参加。製造業や金融、建築、医療、行政など飯田下伊那地域から30企業が出展。生徒は事前に回るブースを決め、午前・午後合わせて6ブースを巡った。

 各ブースでは、企業の担当者が映像を使って会社概要や仕事内容を説明したり、仕事で使う道具を実際に触ってもらったり、身に着けてもらうなどの体験を実施。生徒たちは担当者の話に耳を傾け、メモを取るなどして真剣なまなざしで臨んだ。

 同フェアは、中学生のキャリア教育の一環として6年前にスタート。高森町を含め飯田下伊那地域の産業や文化と出合い、地元企業で働く人がどんな思いを持って働き、やりがいを感じているかを学び、地域の魅力を発見し、地元企業への就職人口を増やすのが狙い。

 高森町教育委員会の伊藤京子さんは「年1回の開催だが、地元企業を知るにはいい機会。将来、どんな仕事に就職して、どんな社会人になりたいかをイメージするきっかけになれば」と期待を込める。