「甲府UFO事件」が2025年で50周年を迎えるのを記念して地域を盛り上げようと企画されたプレイベント「UFOKOFU1975 THE LIVE」が6月22日、山日YBSホール(甲府市北口2)で開催された。主催はUFOKOFU1975。(甲府経済新聞)

 「UFOKOFU1975 THE LIVE」エンディング

 甲府UFO事件は1975(昭和50)年2月23日の18時30分ごろ、当時小学生だったいとこ同士の少年2人が甲府市内のブドウ畑でUFOを目撃し、1人は宇宙人らしき人物に「キュルキュル」というような声で話しかけられ、後ろに回って右肩を2回たたかれたと証言した事件。当時大きな話題となり、全国的に報道された。詳細な目撃証言と多くの証拠写真で、今でも日本のUFO研究家の中で貴重な事例として知られている。

 当日は150人ほどが来場。太神楽師コンビ「かがみもち(夫婦太神楽)」による前座の後、三遊亭吉馬さんによる甲府UFO事件を題材にした落語や甲府UFO事件をテーマに結成されたアイドルユニット「甲府コスモガールズ(NIKA&YUI)」のライブパフォーマンス、月刊「ムー」の三上丈晴編集長と甲府星人フィギュア作者・甲府UFO事件愛好家のザクレスホビーさんによる「ムーから見た甲府UFO事件」というテーマでトークライブが行われた。MCはフリーアナウンサーの大澤真依さんが務めた。

 月刊ムーや各ゲストのグッズ販売も行い、イベント終了後には三上編集長のサイン会や甲府コスモガールズのチェキ会も行われた。

 UFOKOFU1975の副理事・広報の徳タケ喜一さんは「メンバーそれぞれが思いを持ってやってきた。ずっと呼びたいと思っていた憧れのムー編集長の三上さんの登壇が、さまざまな人の協力により今回ようやく実現できた。本当に今日の日を待ちわびていた」と振り返る。「50周年を機に、より盛り上がりを見せて甲府に多くの人に来てもらい、不思議で面白い事件があったことを知ってほしい。国内だけでなく世界にも広げて100周年を目指したい」とも。

 50周年に向けて、訪れた人が記念に撮影できるようなフォトスポットを作るためのクラウドファンディングを予定する。