セレクトショップ「ReLABELED(リラベルド)」(長崎市今博多町)が6月16日、オープンする。(長崎経済新聞)

 ルナステラの最新アクセサリー

 「Re」をコンセプトに「地球にちょっとだけ優しい店」を目指す同店。店主の里見はるかさんは廃プラスチックを使ったアップサイクルアクセサリーなどを手がけ、海岸清掃イベントを企画するなどサステナブルな取り組みに力を入れてきた。昨年5月、長浦町にアパレルショップ「LUNASTELLA(ルナステラ)」を開いたが、工房を兼ねた物件を構えたいと考えていた。美容室を営む知人から「店を移転するので使わないか」と声をかけられたことから、長崎でアップサイクルを取り組むクリエーターの作品を集めたセレクトショップとしてリニューアルすることを決めた。

 店内には里見さんが手がける海岸清掃で集まった海洋プラスチックごみやシーグラスなどを材料に手作りで仕上げた一点物のアップサイクルアクセサリーや里見さんがデザインしたシルクスクリーンプリントのアパレルなどを中心にLUNASTELLAブランドをラインアップ。雑貨では、ドライフラワー雑貨を手がける「VIVI(ヴィヴィ)」や小柳畳店(諫早市)で畳の端材として出たい草を使ったインテリア雑貨、端材を使った木工雑貨などを手がける「Re:club(リクラブ)」の作品を並べる。

 アパレルでは、染師のPARAさんが手がけるダイダイ染めTシャツや古着リメーク品などをそろえる。お下がりビーズや端切れを使ったアクセサリーを手がける「Mix au lait(ミックスオレ)」や「Luna(ルナ)」のほか、里見さんの知人が勤める障がい者就労支援施設「いちごの家」(時津町左底郷)に制作を依頼したReLABELEDブランドのぬいぐるみなども並べる。

 「長崎の海が好きという思いが原点で始めた店だが、イベントなどを通じて出会ったクリエーターとつながったことでセレクトショップというかたちで移転リニューアルすることになった。『物を大切にするってカッコいい』というメッセージを発信していきたい」と話す里見さん。「きっとあなただけのモノが見つかる店。気軽に足を運んでもらえれば」と来店を呼びかける。

 営業時間は11時〜18時(木曜は16時まで)。水曜定休。