紙もの・文具を集めたイベント「なごや文具の博覧会 ハッピーペーパーマーケット」が6月15日、「松坂屋名古屋店」(名古屋市中区栄3)本館7階で始まった。(サカエ経済新聞)

 名古屋モチーフの消しゴムハンコやポストカード

 名古屋での開催は3回目。期間中、イラストレーターやデザイナー、ショップなど58ブランドが出展し、シール、カード、スタンプ、封筒、マスキングテープなど約6000種類が会場に並ぶ。「全国を巡る企画だが、エビフライや小倉トーストなど、名古屋モチーフのアイテムを出品する作家も多い」と松坂屋名古屋店広報の原口渚沙さん。

 愛知県で活動する作家や店を構えるショップなど9の「ご当地ブランド」も出展。中川区にある倉庫型のショップ「GLITTER(グリッター)」が出品するのは海外の古いポストカードやビンテージペーパーなど。愛知出身のデザイナー「Inoui」が作るビスケットモチーフのブックバンドやキーホルダーなどの革小物や、本山エリアに店がある「Robin’s Patch(ロビンスパッチ)」はドイツ・チェコなど東欧を中心に買い付けてきた古い時代の切手、レターセット、レトロマカジンなどの紙ものを出品する。名古屋を中心に活動するイラストレーター・トビマツショウイチロウさんは「街で見かけた風景」「くだらない妄想」のイラストをあしらったシール、スタンプなどを出品する。

 「シャチホコ」など名古屋デザインも用意する表紙や活版印刷で入れる文字、リングの色などを選べるノートのオーダー(河童堂、20日まで)や、絵柄を選び名前など文字を入れられる消しゴムハンコのオーダー(KESHIGOMUHANKO KiKiKoKo、17日まで)など、オーダー品を扱うショップもある。

 会場で同イベントの公式インスタグラムアカウントをフォローした人を対象にオリジナル缶バッジを進呈する企画も実施。缶バッジにはご当地にゆかりあるモチーフの蝶ネクタイを付けたネコのイラストがデザインされている。

 開催時間は10時〜19時(最終日は17時まで)。今月23日まで。