日高川町玄子(げんご)地区の中津川沿いで現在、ホタルが飛び交い訪れた人の目を楽しませている。(和歌山経済新聞)

 日高川町内に設置された看板

 県道192号線・玄子交差点近くの玄子地区では毎年、ゲンジボタルの飛行が鑑賞できる。町役場によると、今年は5月10日に数匹が確認され、22日にはピークに近い数の飛行が確認されたという。

 ホタル鑑賞スポットとして知られる玄子地区は2022年に橋が架け替えられ、「玄子ホタル橋」と名付けられた。鑑賞に訪れる人のため、地域住民が中心になり、川や遊歩道を清掃・整備し、ホタルが戻ってくるよう自然環境を守っている。

 同町企画政策課の担当者は「町内全域に豊かな自然があり、玄子のほか、広瀬や寒川でもホタルが見られる。ホタルの出現状況は職員が確認し、観光協会のホームページで発信している」と話す。

 5月25日は玄子地区で「ホタル鑑賞の夕べ」、6月1日は同町寒川地区で竹灯籠でホタルの鑑賞エリアを彩るイベント「寒川ワンダフルナイト」の開催を予定している。