地震の影響で閉鎖が続いていた金沢21世紀美術館の人気作品「スイミング・プール」。プールを地上と地下の両方から鑑賞できる作品で、美術館を代表する人気スポットです。1日から地上部分のみ無料で開放され、多くの来場者でにぎわいました。

来場客
「ずいぶん深いプールじゃん」「ぷちゃぷちゃしてるよ〜」

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美術館は元日の地震で天井のガラス板が剥がれ落ちるなどの被害を受け、およそ1か月間休業。無料ゾーンの一部で2月に営業を再開しましたが、有料の「展覧会ゾーン」は現在も閉鎖されています。

観光客
「地震で見られなくなっていたと聞いていたので見られて綺麗だなと思って。だいぶ大きい目的の一つではあって、上からでも見られて良かった」

観光客
「写真とかで下から人が映るというのがこの場で見ただけではまだ想像がつかないので、ぜひ人が入った状態でも見にきたい」

MRO

再開したのは安全を確認できた地上部分のみ。来場者からは地下に入れないことを残念がる声も聞かれました。


フランスからの観光客
「この作品はいままで見たことがない。中に入ったら面白いと思うけどできないから…」

観光客
「下に人がいるとわぁっとなるけど、ただのプールだなと思って。でも見られて良かった」

MRO


金沢21世紀美術館広報課長 落合博晃さん
「またこれで一歩日常に戻ったな、近づいたなというのが今朝の感想。本来ならば上と下を開いてこの作品は完成するが、まずは上だけ開くことによってお客様に多少なりとも満足度を高めていただきたい」

金沢21世紀美術館は6月22日に全館での営業再開を予定しています。

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