―[モテるデブには理由がある]―

 こんにちは、「心もカラダもビッグサイズな男たち」のためのファッション&ライフスタイル情報を配信するWebマガジン「Mr.Babe」編集長の倉科典仁です。
◆都心から2時間ぐらいで行ける温泉4選

 近頃ではコロナの影響もなくなりはじめ、外国人観光客の方が多数来日し、日本国民のみなさんも様々なところにお出かけできるようになりましたね。いま全国の観光スポットは、とくに外国人観光客でいっぱいですが、とくに「温泉」は日本情緒を感じられるとあって人気です。まさに「Beautiful Place in Japan」でしょう(英語あってますかね?笑)。

 さて、「温泉」という言葉を聞くだけで、瞬間的に癒やされるのは私だけでしょうか。この連載では、最近流行りの「サウナ」だけではなく、「街の銭湯」などの良さも紹介してきました。

 もちろん、サウナや街の銭湯も楽園的存在であることも間違いではないのですが、私にとって本当の意味で“心も体も軽くなる”場所は「温泉」だと思っております。

 温泉には「効能」というオプションも付いてくるので、重たい体を支えている膝や腰なども血行がよくなって軽くなります。ただ、1つ難点があるとすれば、都心からは距離的に遠い場所も多く「気軽に行けない」ということではないでしょうか。

 そこで今回は、自称ぽっちゃり系「温泉マニア」の私が、実際に何度も足を運んで(※超リピーターです)その効果を実感している、それも東京から車でも2時間かからないぐらいの温泉をいくつかご紹介します。私はちょっと疲れると「温泉行ってきま〜す」と言って出ていくわけですが、東京在住の方であれば余裕で日帰りでも楽しめます。効果には個人的な感想が含まれますが、ぜひ週末の癒やしの参考にどうぞ。また、施設の詳細や営業状況については、事前にホームページなどでご確認の上お出かけください。

◆①富士山を眺めながら疲れを癒やす

河口湖インター 最近、私が何度も足を運んで「リピーター」になっているのは、「富士眺望の湯 ゆらり」です。都心から中央自動車道で約2時間弱の場所にあります。

 公式ホームページによると、<四つのプレートが犇めき合う、現在、世界の中で、最もユニークな 変動帯に形成された霊峰富士山麓青木ヶ原樹海の標高1000mに位置する富士山の眺望が抜群な温泉施設>とのことです。

 さらに個人的なお気に入りポイントは、お風呂の種類が多いことです。富士山が望める「霊峰露天風呂」をはじめ、アロマテラピー効果の「香り風呂」やデトックス効果のある「炭酸泉」など、様々なお風呂が楽しめます。行く価値120%の楽園なので足を運んでみてはいかがでしょうか。

 余談ですが、私はココに行くと、すべての温泉に入ってリラックスした後、隣接する「道の駅 なるさわ」に寄ります。24時間トイレと駐車場が使えるので便利です。

◆②朝日を浴びながらひたすら“ぼーーっ”とできる

 私にとって、「ほったらかし温泉」もほぼ常連と言っていいぐらいなのですが「ほったらかし」というだけあって、豪華な感じではありませんが、とにかく明るいときには富士山、暗いときには甲府盆地の夜景を見ながら、ひたすら“ぼーーっ”とできるので「気を使わないで自由に温泉に浸かりたい」という人にとって最高です。

 同じ敷地内に「あっちの湯」と「こっちの湯」の2箇所あり、私が好きなのは「あっちの湯」。露天の浴場は2段になっていて、下の浴場は温度が低く、「いつまでも入っていられる」という快適な温度。

 ここは日の出前の時間からオープンしているのですが、私は2時間ぐらい朝日と富士山を眺めながらゆっくりと浸かります。

 そして風呂上がりにも楽しみがあります。山梨といえば、ほうとうもいいですが、温泉内に常連さんの中では有名な「気まぐれ屋」という朝6時ぐらいからやっている朝食処があるので、そこで食べるTKG(卵かけご飯)が絶品です。毎回そこで大盛りのTKGをいただき、私の「ほったらかし温泉ツアー」が整うのであります。卵かけご飯は日本人の胃袋を癒やしてくれるのでぜひお試しください。

 ちょっと注意すべきは、テレビなどで何度も紹介されているので、日の出の時間帯はお客さんで混むことが多いため、少し時間をズラして行くことをおすすめします。

◆③東京なのに山奥の温泉にいる感覚がたまらない!

 新宿から車でも電車(京王線)でもほぼ30分程度で到着する「湯守の里」。調布駅から無料でシャトルバスも出ています。実は私、自転車でも行ける距離に住んでおり、10年以上前から多いときで毎週2回は通っているというほどお気に入りの温泉なのです。

 温泉施設に1歩足を踏み入れると、自然に囲まれており、東京にあるとは思えないほどの雰囲気で旅行気分が味わえます。

 この温泉のテーマは「人と自然の調和と共生」のようです。<湧出された源泉を一切加水せず、そのままの濃さで浴槽に入れている>とのことで、温泉の色はまるでコーヒーのような漆黒です。なんでも地下1500メートルの地層に含まれている、昆布やシダ類などの植物が熟成された「フミン酸」という有機物をたっぷり含んでいるのだとか。

 癒やしの施設も充実していて、岩盤浴、ミストサウナ、マッサージ、アカスリなどもあり、個人的な感想としては「ヘビー肩凝りスト」の私の肩もほぐれていく感じがします。

 食事処も昔懐かしい雰囲気で、まったりと落ち着いた時間を過ごせるのです。もちろん施設内で食べる食事も超美味しいものばかりですが、歩いてすぐに有名な「深大寺」もあるので、そこで深大寺そばをたらふく堪能していただくというのもアリ。

◆④ゼロ磁場のパワースポットで元気をもらえる!

 こちらの温泉も都内から車で約2時間弱ですが、「七沢荘」もお気に入りです。ドラマの撮影やバラエティー番組でも紹介されている有名な温泉ですが、注目すべきは、この七沢荘はなんと、ゼロ磁場(パワースポット)にあるというのです!

 ゼロ磁場では、目には見えないけれど、エネルギーが充満しているのだとか。

 はじめのうちは私もそんな場所とも知らず、かれこれ20回以上は訪れているのですが、「肩こりの鉄人」「腰痛の達人」である私も、なぜかスッキリしてしまうのです。

 ここでも入浴人(ニューヨーカー)な私は2時間近く過ごすのですが、確実に凝りが緩んでいくのを感じるのです。もしかすると、パワースポットのおかげでは……と信じております。もちろん、それだけではなく、温泉の効能として女性に嬉しい「美肌効果」が高いことでも評判です。

 ということで、いかがでしたでしょうか。私としては何度も通い、その効果を実感しているので、ぜひ都内近郊の皆様にも足を運んでいただきたいと思っている次第です。

<文/倉科典仁>

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【倉科典仁】
渋谷系ファッション雑誌『MEN’S KNUCKLE』や暴走族雑誌『ティーンズロード』などエッジの効いた若者カルチャーをテーマにした雑誌を多数手掛ける。現在はWebマガジン『Mr.Babe』でデブに特化したファッション&ライフスタイル情報を発信中。また、デブ限定の会員制オンラインサロン「Mr.Babe BIG MAN’s LABO」、大きいサイズのファッション通販サイト「Mr.Babe STORE」を開設。大きな男たちだけで日本の経済を向上させるべく奮闘中。X(旧Twitter):@nori09140914