岩手県沿岸部を走る三陸鉄道、通称「さんてつ」の開業40周年イベントが、16日から19日まで東京・銀座の同県アンテナショップ「いわて銀河プラザ」で行われる。同店に初出店となる。

期間中、歴史を振り返る写真展を開催する。16、17日はSNSフォローでオリジナル缶バッジが作成できる。18、19日には三陸鉄道のグッズなど扱う「さんてつや」の出張販売会もある。

三陸鉄道は、同県北部の久慈から宮古、釜石と経て盛(大船渡市)と三陸沿岸の主要都市南北163キロを結ぶ。2011年(平23)の東日本大震災の後には復興のシンボルとして沿線の足となった。2013年(平25)前期にはNHK連続テレビ小説「あまちゃん」でも撮影された。冬季には企画列車である「こたつ列車」も走らせている。

昨年5月28日に将棋の叡王戦5番勝負第4局が宮古市で行われた翌29日には、防衛を果たした藤井聡太叡王(21)が宮古駅で一日駅長も務めた。