<西武2−13楽天>◇10日◇ベルーナドーム

西武が今季4度目の4連敗で、借金がワーストの「11」に膨らんだ。

今季初登板初先発に臨んだ青山美夏人投手(23)は毎回走者を背負う苦しいマウンドとなった。1回先頭の小郷にレフトへ二塁打を打たれ、1死三塁から古賀悠斗捕手(24)の捕逸により先制点を与えた。3回1死満塁から4番島内に左犠飛、4回2死一、二塁では小郷に右前適時打を打たれるなど、4回2/3を投げ8安打3失点(自責2)という内容だった。

中継ぎ投手陣も打ち込まれた。3番手右腕の本田圭佑投手(31)は、6回1死満塁から島内に右犠飛、続く鈴木大、渡辺佳に連続タイムリーを打たれるなど3失点。4番手左腕のジェフリー・ヤン投手(27)は、7回2死二、三塁から3番浅村に中越えに3ランを浴びた。8回にも4点を失うなど楽天打線に18安打を打たれ、今季ワーストの13失点を喫しての敗戦。

攻撃は9回無死一、二塁から代打平沼翔太内野手(26)の中前適時打で1点をかえすも、反撃はここまでだった。

松井稼頭央監督(48)は「得点圏にいくところまではいい形にはもってきてくれていると思うし、あとはそこからどう点を取っていくか。そういうところも含めてまた明日やっていきたいと思います」。リリーフ投手陣については「フォアボールが重なってくると、大量得点にもつながってくると思うし、そこも含めてまた明日やっていきたいと思います」と気持ちを切り替えた。【山崎純一】