<日本生命セ・パ交流戦:ソフトバンク1−4阪神>◇16日◇みずほペイペイドーム

ソフトバンクが19年以来5年ぶりの交流戦優勝を逃した。この日は最終戦。首位で並んでいた楽天が広島に勝利し、ソフトバンクは阪神に敗れた。

先発の石川柊太投手(32)が1回、四死球絡みで先制の満塁本塁打を浴びた。初回から重い4点がのしかかり、主導権を握れなかった。7回に近藤健介外野手(30)が10号ソロを放ったが、反撃は実らなかった。

優勝こそ逃したが、交流戦の最終成績は12勝6敗の貯金6で終えた。5月30日の巨人戦では三森大貴内野手(25)が右手人さし指を骨折し、翌31日の広島戦で柳田悠岐外野手(35)が「右半腱様筋損傷」の大けがを負った。主力の離脱後はチーム一丸となり、ルーキー広瀬や高卒4年目の笹川にプロ初安打、初打点、初本塁打が飛び出した。さらにリーグ戦でも依然、首位を独走中。仕切り直して、リーグ戦再開となる21日ロッテ戦(北九州)に向かう。