上原浩治氏と栗原恵氏が16日、TBS系テレビ「サンデーモーニング」に御意見番として出演。登板していない日に相手野手と交錯し守備妨害したブルージェイズ菊池雄星投手(32)について語った。

上原氏は「穴に入らなくてよかった。(ブルワーズ戦)いいピッチングできましたからね。でも小さな喝!をあげてください。あの球場は特別なんです。ベンチにフェンスがないんですよ。だからみんな前に逃げたりする。ベンチに入れば何も問題はなかった。グランドの中に行っちゃったので、こうやって接触プレーになってしまった。でも怪我がなくてよかった。ピッチングの方は、ずっとここ数年安定している。高めの真っすぐ、そして落ちるボール。左ピッチャーは今永選手もそうですし、松井選手もそうですが、高めの真っすぐと右バッターの外に落ちるボールがきちんと投げれればある程度通用する」と語った。

菊池は、9日(日本時間10日)のアスレチックス戦で、ベンチ前で相手野手と交錯するアクシデントを起こした。延長10回、ブルージェイズが3点を勝ち越して6−3となった直後の1死二塁の場面。打席のシュナイダーが一塁側ベンチ方向へファウルフライを放ち、ベンチで座っていた菊池が打球を避けようとしてグラウンドに出たが、打球を追っていたアスレチックスの一塁手ソダーストロムと衝突。両者ともケガはなかった様子だが、お互い困惑した表情で顔を見合わせた。その後審判員が集まり、守備妨害によって打者がアウトに。ソダーストロムは問題なくプレーを続けた。菊池は通訳を通じて「フェンスがないことを忘れていた。恥ずかしくて穴があったら入りたい」。11日(日本時間12日)のブルワーズ戦では5回3安打無失点4四球5奪三振と、粘り強い投球で今季4勝目(5敗)を挙げた。