全日本大学選手権の準決勝を明日15日に控え、早大(6大学)は14日の休養日に西東京市東伏見の同校グラウンドで打撃練習やノックで調整を行った。印出太一主将(4年=中京大中京)は、ここまでの戦いを振り返り「早稲田らしい、守備からしっかりと入っていくリーグ戦からの野球が通常通り、できていると思います」と話した。

明日、準決勝の相手は東日本国際大(南東北大学)だ。印出は「堅実で、丁寧な野球をしているイメージです。打者がコンパクトに野手の間を抜く、低い打球を連発していて、上武大の好投手にも食らいついて粘っていました。投手陣も藤井投手が、再三ピンチがあった中で、タイブレークも含めて気持ちのこもった投球をしていました。どっしりとした、守りの陣形が印象に残ります」と、分析した。

ここまで2試合を戦い、初戦は粘り強くタイブレークを制し、準々決勝では7安打6点と、勢いに乗る。「早稲田らしい野球をして戦い抜くつもりです。1球入魂の精神で、東京6大学連盟の代表として、恥ずかしい試合はできない。挑戦者の気持ちをぶらさずに、日本一を取りにいきたいと思います」。15年以来の優勝を目指す。