アルビレックス新潟の松橋力蔵監督(55)が浦和レッズ戦前日の10日、いたずらを連発した。

選手がウオーミングアップで使い終わったポールをスタッフと回収すると、まずは投てき。お次はそのポールを拾い集め、広報部がピッチ脇に設置したカメラを囲んでしてやったりの表情を見せた…が、罰が当たったのか、近くにあったダミー人形が松橋監督を目がけて? 倒れるハプニング。ビックリしてとび上がり、結局それを自ら片付けた。

それでもへこたれない指揮官は、安野努フィジカルコーチ(46)の目を盗み、選手のGPSデータを拾うアンテナを遠くに移動させるなど笑いを誘った。「隙を突くのは得意な方。何も壊していないので大丈夫です。はい」。

そんないたずら好きの一面を見せるが、勝負になれは表情は一変。浦和戦に向け「どう守るかより、どう攻撃するか。早い時間に点を取ってたたみかけたい」。新潟がJ1で浦和から勝利したのは06年7月19日が最後。「最後に笑っているのは我々だ、という思いを強く持って臨みたい」と18年ぶりの白星を誓った。【小林忠】