世界各地を転戦しながら年間王者を決める「世界トライアスロン・パラトライアスロンシリーズ」の横浜大会が、11日から2日間、神奈川・横浜市内の山下公園周辺特設コースで行われる。開幕前日の10日、競技を統括する国際団体のワールドトライアスロンが横浜市庁舎で理事会を開いた。IOC委員も務める、マリソル・カサド会長ら理事20人が出席。横浜市の山中竹春市長とともに大会の成功を誓い合った。

横浜開催は、09年の世界シリーズ設立初年度から通算14度目。2カ月後に迫るパリ五輪・パラリンピック代表選考ランキングのポイント対象レースとして注目されている。山中市長は「とても重要なレースになる。昨年のハンブルク大会(ドイツ)視察で得た知見を生かして準備した。競技の発展と成功に協力したい」と意気込みを語った。