◆ソフトバンク5×―4西武(29日、みずほペイペイドーム)

 西武の先発髙橋光成は今季最多の123球を投げ、7回を6安打2失点にまとめた。6回を除いて毎回走者を背負う投球。それでも要所ですごみを見せた。7回1死二、三塁では周東佑京に対し、150キロのフォークを2球続けた。「いやあ、びっくりしましたね。でも気持ちは入っていました」。そして2死満塁の柳田悠岐の1球目には、この試合117球目で最速の155キロをマーク。投球内容について「反省点は(球数を)投げすぎ」と語った。

 まさかの結末で今季初勝利は逃した。それでも「こういう投球を粘り強く続けていけば、絶対にいい方向に向いていく」と手応えを口にした。