◆西武1―2日本ハム(30日、ベルーナドーム)

 西武の平良海馬投手(24)はこの夜も勝利投手への道は険しかった。

 今季5度目の先発登板。1回2死二塁からアリエル・マルティネスに左前適時打を浴びて先制点を許した。その後も毎回走者を背負い、7回までに8安打を許した。しかし、緩急をつけた投球で追加点を許さない。7回で108球。5奪三振で1失点。

 6回に金子侑司の同点適時打で振り出しに戻り、7回で降板。4月2日のオリックス戦(ベルーナドーム)以来の今季2勝目にはまたも届かなかった。「毎回、出塁を許してしまいましたが、追加点を与えることなくしっかりと粘ることができました。3回、2アウト2塁の場面で、サイン通り動けてけん制でランナーをアウトにすることができたのはとても大きかったと思います」とコメントした。

 23日のオリックス戦(京セラドーム大阪)では6回2失点で今季2敗目を喫していた。29日には「この一週間は球速を意識して取り組んできた。自分の仕事をしっかりしていきたい」とコメントしていたが、今回も好投は報われなかった。