◆日本生命セ・パ交流戦 ◆西武0―5DeNA(16日、ベルーナドーム)

 西武が今季7度目の4連敗を喫し、交流戦を4勝14敗の最下位で終えた。

 先発の渡邊勇太郎は初回、先頭の桑原将志に左翼線への二塁打を許すと、続く度会隆輝に中前打を浴びあっさりと先制点を失った。

 渡邊は2回以降は尻上がりに調子を上げたが、6回に先頭のオースティンに中越えのソロ本塁打を浴びると、2死から四球を与え、佐野恵太に左翼方向へ二塁打を許して3点目を喫しここで降板した。

 打線はDeNA先発の石田裕太郎を打ちあぐね、今季9度目の零封負けを喫した。

 この日は試合前から応援団が異例のゲキを飛ばした。球場でオーダーが発表された後、左翼スタンドの応援団が選手の応援歌を順に歌うのが恒例。その前に「気合を入れろ、ライオンズ!」とコールした。

 「気合を入れろ、ライオンズ!」はチームが完敗濃厚となった試合の終盤にコールすることはある。15日の試合も0―4でリードされていた9回にコールしていたが、試合前に出るのは極めて異例。応援団の異例のゲも届かず、交流戦は4勝14敗と2年連続最下位フィニッシュとなった。