11日夜、世界各地で太陽フレアの影響とみられるオーロラのような現象が確認されましたが、石川県内でも奥能登で21年ぶりにオーロラが観測されました。

深夜0時20分頃、石川県能登町の柳田星の観察館満天星で撮影された空の様子です。空が薄いピンクに染まり、右上には天の川も映っています。

気象庁によりますと、ここ数日、太陽の表面で大規模な爆発、太陽フレアが発生したことで、地球の磁場が乱れているため、世界各地でオーロラが報告されています。

石川県内でオーロラが観測されたのは、2003年以来21年ぶりです。

撮影した学芸員の宇佐美拓也さんによりますと、肉眼では観測できなかったものの、カメラで撮影したところ、夜空が赤や紫に染まり、幻想的な光景が広がっていたということです。