三重・名張市の認定こども園で、食物アレルギーのある5歳の女の子がパンを食べてアナフィラキシーショックで救急搬送されていたことがわかりました。市は園の確認が不十分だったとして、口頭で指導したということです。

市や保護者などによりますと、先月30日、三重県にある「名張きぼうのこども園」に通う5歳の女の子がおやつで提供された米粉パンを食べた後、肌のかゆみや発疹などアナフィラキシーショックの症状を訴えました。女の子は病院に救急搬送され、翌日の夕方まで入院したということです。

女児の母親

「大きな湿疹が顔中に広がってて、唇も青いし。本当に死んでてもおかしくない状況で。それを考えたら本当に怖いです」

市は、米粉パンにアレルギー物質が含まれていたにもかかわらず、園の確認が不十分だったとして、口頭で指導したということです。

園は、中京テレビの取材に対し、基本的なチェックを失念してしまったことが原因で、確認を徹底し再発防止に努めるとしています。