九州有数の梅の産地、大分県日田市大山町では梅干し用として人気の品種「南高梅」の出荷が始まりました。

およそ150軒の農家が梅を生産する日田市大山町では、最も遅い時期に流通する「南高梅」が出荷シーズンを迎えました。

大山町農協の選果場では、今シーズンの出来栄えを確認する目合わせ会が行われ、生産者が出荷基準を話し合いました。完熟させて収穫する「南高梅」は果肉が多く香りが良いのが特徴で、梅干し用として人気の品種です。

今シーズンは春先の天候不順の影響で、例年の2〜3割しか収穫できない見通しですが品質には影響はないということです。

(大分大山町農協 梅部会・新田耕三会長)「品質については例年通り高い品質のものができていると思います。ぜひ、大山の良い梅を使って、良い梅干しを皆さんに作ってもらいたいと思う」

大山町産の梅の中でも主力品種となっている「南高梅」は、7月上旬にかけて、九州各地に出荷されます。