森林保全の大切さを発信する全国植樹祭が5月26日、天皇皇后両陛下ご出席のもと、岡山市で開かれました。

25日、岡山に入られた天皇皇后両陛下。岡山市北区のジップアリーナ岡山で開かれた全国植樹祭の式典に出席されました。

(天皇陛下のおことば)
「木を切って使って植えて育てるという林業のサイクルを循環させる取り組みが推進されるとともに花粉の少ない少花粉スギやヒノキへの植え替えが進められるなど森林が守り育てられていることを喜ばしく思う」

岡山県で全国植樹祭の開催は57年ぶりで、両陛下はヒノキやスギの「お手植え」や「お手播き」をされました。

県土の7割が森林で占められる岡山県は、昔から林業が盛んな地域です。式典ではそうした歴史をテーマに、美作市在住の小説家あさのあつこさんが書き下ろした作品をもとにした演劇が披露されました。

出演したのは、倉敷市出身の俳優、前野朋哉さんなどで、その熱演を約1800人が鑑賞しました。