14日、プロ野球オリックス−ロッテ戦が行われた沖縄セルラースタジアム那覇には、県内外の1万7508人のファンが詰めかけ、プロの一投一打に歓声を上げた。中でも、オリックスの8番二塁手で先発出場した宜保翔内野手(豊見城市出身)のプレーにはひときわ注目が集まった。雨のため六回コールドで終わったものの、「プロ野球の雰囲気を味わえた」との声も聞かれた。

 宜保内野手の父光さん(49)と母美千代さん(49)は、親戚や友人ら30〜40人で来場。「沖縄で試合に出てくれるだけで満足。翔らしく全力プレーを」と次男に熱い視線を送った。

 宜野湾市立宜野湾小学校5年の山城道太さんは、外野席の熱狂的なロッテファンの動きをまねて応援。「バットを短く持って構える荻野貴司選手が好き。千葉市のホーム球場よりも近くで選手を見ることができた」と喜んだ。(運動部・又吉健次)