普天間基地の名護市辺野古への移設計画を巡る裁判で福岡高裁那覇支部が初めて住民の原告適格を認めた事を受け、住民側が24日会見を開き「国は実質的な審理に応じるべきだ」と訴えました。

この裁判は名護市辺野古の埋め立てを巡り辺野古区周辺の住民が国土交通大臣の裁決を取り消すよう求めているもので福岡高裁那覇支部は今月15日「住民に原告適格がない」とした一審判決を破棄し審理を差し戻す判決を言い渡しました。

国は今月29日までに上告することができますが原告団は裁決の適法性を争う本来の審理に応じるべきだと主張しています。

▽原告団事務局 浦島悦子さん:
「自らの正当性と適法性を真正面から正々堂々と主張し、司法の判断を仰ぐべきである」

原告団は賛同団体と連名で岸田総理や斉藤国交大臣などに要請書を送るとしています。