漫画家・さくらももこさんが、今年デビュー40周年を迎える。5月2日発売の少女向け漫画誌「りぼん」6月号(集英社)は、これを記念して、裏表紙にさくらももこ作品の人気キャラクターが登場する、スペシャルなW表紙企画を実施した。

 クリッとした目が印象的なまる子をはじめ、コジコジ、次郎、やかん君を描きおろしたのは、現在「りぼん」で“イラストれんさい”『no words.』が好評のクリエイター・maki氏。圧倒的なクリエイティビティで長きにわたり「りぼん」をけん引したさくらさんと、唯一無二の絵力で読者からの支持を集めるmaki氏、2名の人気アーティストによるコラボレーションが実現した。

 また、同号には、アシスタントとして長年さくらさんを支えた小萩ぼたん氏が描く、まんが『ちびまる子ちゃん』も掲載。さくらさんがテレビアニメのために書きおろしていた脚本をもとにしたお話の中から、『冬田さんの恋』を全31ページ(カラーページを含む)掲載されている。

 なお、2022年秋に香川県高松市でスタートし、全国を巡回中の「さくらももこ展」。2024年6月22日から名古屋会場(松坂屋美術館)、さらに10月5日から東京会場(森アーツセンターギャラリー)で開催。

 さくらさんの多才さに光を当てた本展は、代表作の数々を取り上げ、貴重な直筆原稿やカラー原画を展示。“描く”ことと“書く”ことを楽しみつくし多忙を極める一方、季節のうつろいや小さな日常をこよなく愛したさくらさんの魅力を、あますことなくお届けしている。