俳優の水川あさみが主演、玉山鉄二、櫻井翔が共演する、TBS系連続ドラマ『笑うマトリョーシカ』(7月スタート 毎週金曜 後10:00)に高岡早紀、丸山智己、曽田陵介の出演が決定した。

 早見和真氏の同名小説を実写化。真実を追う新聞記者を水川あさみ、謎多き秘書を玉山鉄二、さらに物語をつかさどる若き政治家を櫻井翔が演じる。若き政治家と有能な秘書の奇妙な関係、栄光の裏で起きた数々の不審死…。そしてそれを追う新聞記者の強い執念。一瞬たりとも見逃せない“人間という迷宮”。誰もが持つ欲や野望に迫ったヒューマン政治サスペンスを描く。

 本作の重要な役の一人であり、物語を翻弄する“謎の女”役で高岡早紀の出演が決定した。TBS連続ドラマへのレギュラー出演は、2018年の火曜ドラマ『花のち晴れ〜花男 Next Season〜』以来、約6年ぶりとなる。人間の欲望と謎が絡み合う物語で、高岡演じる“謎の女”は誰とどのように関わっていくのか。ヴェールに包まれた“謎の女”の正体に注目だ。

 道上と同じ東都新聞で働く社会部の記者・山中尊志(やまなか・たかし)を演じるのは丸山智己。数々の作品で存在感を放つ名バイプレーヤーとして活躍する丸山だが、TBS連続ドラマへのレギュラー出演は、15年の火曜ドラマ『マザー・ゲーム〜彼女たちの階級〜』以来となる。本作で演じる山中は、道上の社会部時代の先輩。口は悪いが経験豊富で面倒見が良く、道上が文芸部に異動してからも何かと頼りにしている人物だ。清家と鈴木の“奇妙な関係”に違和感を覚えた道上と一緒に、彼らを取り巻く数々の謎を追っていくことに…。

 また、文芸部で働く道上の後輩記者・青山直樹(あおやま・なおき)を曽田陵介が演じる。曽田は、恋愛リアリティー番組への出演で若者から絶大な人気を獲得し、俳優としても数々の話題作に出演。TBSドラマへの出演は23年の金曜ドラマ『トリリオンゲーム』以来となる。若さゆえの未熟さはあるが、社会部志望の記者ならではの探究心と行動力を備える青山は、明るくガッツもあり周囲から愛されるキャラクター。真実を追う道上の無茶振りに振り回され、時に危険な目に遭いながらも、道上に食らいつきサポートしながら成長していく。

■コメント
<高岡早紀>
『笑うマトリョーシカ』の著者、早見先生の「この本の主人公が僕は好きです」という言葉がありましたが、登場人物全員が清家一郎という人物に興味があり、誰もが彼の内心を探ろうとする、何とも滑稽で面白い本です。私はその中で「謎の女」という役をいただきました。ドラマの中で「最高の謎スパイス」を振り撒いていきますので、どうぞお楽しみにしていてくださいね。

<丸山智己>
自分とは何者なのか。そう考えたことがある人は多いのではないでしょうか。パートナー、家族、友達のこと、自分はどれだけ知っているのか。原作を読んでそんなことを考えさせられました。道上が、清家の内面に迫っていくことで見えてくる顔が、最後にはどう見えているのか。そこをぜひ楽しんでいただけたらと思います。水川さんとの久しぶりの共演もとても楽しみです。作品にとって一息つける存在になれたらと思います。

<曽田陵介>
原作を読ませていただいて、人間の本質的なところが描かれており、底知れない怖さ、またその魅力を感じました。青山は水川あさみさん演じる文芸部の先輩「道上 香苗」をサポートする後輩という役柄です。若さゆえの勢いと好奇心旺盛なところがあり、時に道上さんに振り回されてしまうこともありますが、そんな姿も楽しんでいただければ幸いです。今回「記者役」は初めて挑戦するので、後輩記者らしく先輩の背中を追いかけ成長していく、そんな青山を等身大で演じさせていただければと思います。