俳優の加藤清史郎(22)が27日、都内で行われた舞台『未来少年コナン』最終舞台げいこ前あいさつに参加。加藤は主演の“コナン”として裸足の役衣装姿で登場し、あすの初日に向け意気込みを語った。

 『未来少年コナン』は、1978年4月4日から10月31日まで、NHK総合テレビで放送された全26話のテレビアニメシリーズで、当時37歳の宮崎駿氏が初めて監督した作品。NHKがテレビ開局25周年を記念して制作されたNHK初のアニメ番組としても知られている。

 初の舞台化作品となる『未来少年コナン』は、東京公演(東京芸術劇場 プレイハウス、5月28日〜6月16日)で幕を開け、大阪公演は6月28日〜30日に梅田芸術劇場シアター・ドラマシティで行われる。

 主演となるコナン役を加藤は、原作アニメ『未来少年コナン』を制作した日本アニメーションから「私たちの宝物」と言われたことを明かし、「その宝物を僕らに託していただいた。その中で、じゃあ舞台化するならどうしていくのか、どうしていくことが面白いのか、何が美しいのかっていうものを追い求めながらきょうに至りました」と語る。

 続けて「キャスト、スタッフみんなで、この作品に朝から晩まで向き合って、向き合って、向き合い続けて、今日を迎えました。その気持ちを胸に、あすからの本番を走っていきたいなと思っています」と心境を伝えた。

 さらに“コナン”という役について「大好きというよりも、最近はものすごく尊敬の念を抱いている」といい、「今回一番大事にしたいことは、本編中ずっとコナンとして舞台上を駆け回ること。コナンであり続けることを志して舞台に向き合っていきたいと思います。そのために僕は“裸足”で全公演駆け回りたいと思います」と意気込みを語った。

 舞台げいこ前あいさつには、影山優佳(23)、成河(43)、門脇麦(31)、宮尾俊太郎(40)、今井朋彦(56)、椎名桔平(59)も登場した。