日本ケンタッキー・フライド・チキン(以下/KFC)は2日、都内で「レッドホットチキン20周年キャンペーン」記者発表会を開催した。

 2004年の発売開始から、今年で20周年を迎える『レッドホットチキン』は、夏の人気商品としてこれまでに、2億7000ピースを販売。今年も7月5日から数量限定で発売される。

 同社取締役常務執行役員 マーケティング本部 本部長CMOの小室武史氏によると「2000年にオリジナルチキンの次の看板商品として、“第2のチキン”を開発するプロジェクトが発足。日本人の嗜好や季節感を徹底的に分析した日本独自の新チキンを開発することが目的でした」と、その始まりを解説した。

 「特にこだわったのはキレのある辛さと衣の食感」だといい、“キレのある辛さ”は、「KFCでは過去実施したことのない、チキン自体にスパイスの風味をつける独自製法により、これまでにない辛さを実現することができました」と説明。“衣の食感”は「日本人好みのサクサク衣を実現させるため、ゼロから開発を行い、特徴的な衣が誕生しました。実は、特許も取得しております」と明かした。

 開発には4年かかったといい、スパイス、衣の粉の配合を試行錯誤し、数百もの試作を行ってようやく完成。また発売後の20年間で、味の改良も行われ「12年にはハバネロを追加。16年には辛さを10%アップしております」と、現状にとどまらない進化を遂げていることも伝えた。

 今年誕生20周年迎えることを記念し、「レッドホットチキン食べ放題へのご招待」「KFCとカルビーのコラボチップス発売」「レッドホットチキン1ピース無料券が20万様に当たる」などさまざまなキャンペーンを展開。これに合わせて、5日から新CM「レッドホットチキン『20周年の夏 20万ピースプレゼント」編が全国放映される。

 なお発表会には、新CMに出演する俳優の賀来賢人(34)とお笑い芸人のみやぞん(39)も登壇した。