近畿日本鉄道は5月25日・26日、6月8日・9日、観光列車「つどい」サイクルトレイン-KettA-の大阪便(大阪上本町駅〜賢島駅間)を運行する。5月14日、メディア向け試乗会が行われた。

 近鉄は昨年9月と10月、自転車を折り畳むことなく車内にそのまま持ち込むことができる観光列車「つどい」サイクルトレイン-KettA-を近鉄名古屋駅〜賢島駅間で10日間運行した。ナショナルサイクルルート「太平洋岸自転車道」の一部にも指定される伊勢志摩で、サイクリングを通じたさらなる観光振興を実現するための一環といい、今回初めて大阪上本町駅を始発駅とした大阪便も運行することになった。

 KettA車内には、自転車をそのまま積載できるサイクルラックを設置するほか、自転車を題材にしたコミックや自転車雑誌も用意する。

 試乗会には、元プロロードレース選手で近鉄電車サイクルトレインアンバサダーを務める中島康晴さんが参加し、「自転車でしか味わえない伊勢志摩を楽しんでほしい」と話した。

サイクルトレイン−KettA−利用券は、大人=1,000円、小人=500円。販売場所は近鉄主要駅の特急券発売窓口。乗車区間の乗車券も必要。KettA利用特典で賢島宝生苑 日帰り入浴割引券(通常2,000円のところ1,000円で利用できる)が進呈される。