女性ホルモンの変動と共に、日々うつろっていく私たちのからだ。ミューズ世代はそのバランスが崩れ始め、さまざまな不調を抱えがち。日々のコンディションを整えるためのご自愛ケアを、美容家・山本未奈子さんと一緒に考えてみました!

膣のケアにも着手!

右上から時計回りに:好きなタイミングで1日1粒。膣で働く2種類の乳酸菌を配合。ボディプレックス フェミニンケア 10粒 ¥1,814(KIYORA)、潤ってニオわない、飲むネンマクケア。医療レベルの生産ラインで製造。ザ バランス ネンマク ケア プラス+ 30袋×30日分 ¥10,530(シンプリス)、日本で初めて「膣内の調子を整える」機能性表示食品。ココラクト 30粒 ¥4,980(雄飛堂) 

女性ホルモンの乱れが引き金になった乾燥症状は、肌だけではなく「膣などの粘膜系も、です。粘膜が分泌する粘液には自浄作用があって、免疫力になるともいわれているのですが、どんどん乾いてしまうのが現状」。放置すれば、雑菌に侵されやすくなり、ニオイも気になるように。ちなみに、目や口の中も似たような状況にあるため注意を払って。

年に2回のファスティングで
体内機能を活性化♡

100%天然原料を、酵母や酵素の働きで熟成した発酵ドリンク。フィトクレンズ ピュア 500mL ¥8,640(シンプリス)

食べること、と同時に極めたいのは、食べないこと。つまり、究極のデトックスといわれるファスティングも効果的です。「胃腸を休ませながらの大掃除で、代謝や排泄のサイクルがうまく回り出します。体内機能が活性化するため、巡り巡って、女性ホルモンの分泌にも働くかも!」。思考がすっきりクリアになるのも魅力。

Q. 教えて山本未奈子さん! ファスティング、どうしたらできますか?





A. 「ファスティング専用のドリンクがあれば、必要量をチビチビと飲むだけでOK。栄養を摂りながら血糖値を安定させて過ごせます。プロデュースしているシンプリスでは、年に2回、ファスティングビューティキャンプを実施。参加者全員がLINEグループで繋がって励まし合いながら進行するため、初めての人にはいいかも!」

そもそも…… 女性ホルモンってどんなものなの?

私たちのからだの中で、女性ホルモンの分泌量は静かに変化し始めているらしい。一体何なの? そして何が起きてるの?





一生で分泌されるのはたったティースプーン1杯分!?

都市伝説のように“ティースプーン1杯分しか一生のうちに分泌されないらしい!”と囁かれる女性ホルモンの量。事実、そのくらいごくごく少量で、私たちの心身に影響を与え続けています。残念ながら分泌量は自力で増やすことはできないけれど、ケア次第で減らさずキープすることが可能。






エストロゲンとプロゲステロン。女性ホルモンはこの2種類のこと

100種類以上のホルモンが分泌される中で、女性ホルモンと呼ばれるのは、卵巣から作り出される名コンビ、エストロゲンとプロゲステロン。エストロゲンは、月経終了後から排卵日にかけて比較的多く分泌され、美と健康の守り神的存在。プロゲステロンは、排卵日から月経開始前までに多く分泌され、妊娠を維持できるように働いています。この分泌量が減り始め、サイクルも乱れやすいのがミューズ世代!






35歳ごろを機に乱れながら降下していきます

女性ホルモンの分泌量は、月経と連動した毎月の波の他に、一生の波があります。思春期から性成熟期にかけて上昇して、35歳のプレ更年期から降下し始め、閉経に向けて微量に。全ての人に必ず訪れるこのビッグウェーブは、翻弄されることなく上手なケアで乗りこなしていく。これが我ら“女ホル部”の理想です。

Illust:AKIKO HIRAMATSU text:AKIKO NISHIMURA

otona MUSE 2024年5月号より