サブスクで映画を観ることが当たり前となりつつある昨今、その豊富な作品数故に、一体何を観たら良いのか分からない。そんな風に感じたことが、あなたにもありませんか。本コラムでは、映画アドバイザーとして活躍するミヤザキタケルが水先案内人となり、選りすぐりの一本をあなたにお届け。今回は1999年公開の『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』をご紹介します!

『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』(1999年・アメリカ)

(配信:Disney+)

ジョージ・ルーカス監督が手がけ社会現象を巻き起こしてきた『スター・ウォーズ』シリーズの第1章(シリーズとしては4作目)。惑星ナブーの危機を救うべく派遣されたジェダイ・マスターの、クワイ=ガン・ジン(リーアム・ニーソン)と弟子のオビ=ワン・ケノービ(ユアン・マクレガー)。女王パドメ(ナタリー・ポートマン)を逃がす道中に立ち寄った惑星タトゥイーンで、強いフォースをその身に宿す少年、アナキン・スカイウォーカーと運命的な出会いを果たすのだが…。

誰もがその名を一度は耳にしたことがあるであろう「スター・ウォーズ」というビッグタイトル。本筋となる9つの映画のほか、外伝作品となる映画やドラマもたくさんあり、触れたことのない方にとっては少々ハードルが高く感じられるかもしれない。が、基本的には本筋となる9作品を観れば大丈夫。公開順はEP4〜6、1〜3、7〜9という変則的な形を取っており、70〜80年代に公開された4〜6、そこに登場したダース・ベイダーというキャラクターを掘り下げるための過去を描く1〜3が90〜00年代に、2015〜2019年には6の30年後を舞台にした7〜9が公開された。

公開順に観るのがスタンダードではあるものの、劇中の時間軸に沿ってEP1から観るのも一つの楽しみ方。EP1の公開25周年を迎える2024年のGW期間中には4K上映が行われるため、これを機に「スター・ウォーズ」デビューしてみるのは如何でしょう。約50年近くに渡り、世代を問わず人々の心を魅了し続ける壮大なサーガを描くシリーズ。さらに来年2025年には、最大のファンイベント、「スター・ウォーズ セレブレーション」が17年ぶりに日本で開催!味わっておいて損のない感動と興奮があなたを待っています!

(C)2024 Lucasfilm Ltd.

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ミヤザキタケル1986年生まれ、長野県出身。2015年より「映画アドバイザー」として活動を始める。 WOWOW・宝島社sweet・DOKUSOマガジンでの連載のほか、ラジオ・配信番組・雑誌などで映画を紹介。イベント登壇、MC、映画祭審査員、BRUTUS「30人のシネマコンシェルジュ」など幅広く活動中。