5月2日(木)に放送されたドラマ『Believe−君にかける橋−』第2話では、受刑者となった主人公の狩山陸(木村拓哉)が、同じく受刑者の小野俊夫(小野武彦)の面倒を見ることに。

普段から“認知症”のような振る舞いをしていた小野だが、あるシーンで突如キャラクターが一変! 視聴者を驚かせた。

◆「お前たち、裏切られたんだろ」

第2話では、殺人未遂罪で服役中の元小学校教師・小野俊夫が初登場。

小野はいきなり「気をつけー!前ならえ!」などと教員時代のような発言をしたり、将棋のコマを笛だと勘違いしたりと、認知症を患っているような言動をいつもみせていた。

そしてある日、刑務所内で避難訓練が行われることになり、狩山(木村)は同室の野口ヒロト(濱田龍臣)とともに小野の世話係に志願する。

狩山と野口は、避難訓練中に協力者の灰谷耕太(一ノ瀬ワタル)に騒ぎを起こしてもらい、脱獄する計画を企てていた。世話係に志願したのも、その一環だ。

しかし、いざ避難訓練が始まっても、灰谷が騒ぎを起こす気配はない…。

すると小野が突然、狩山と野口に対して「お前ら誰だ!俺を殺す気か!」と叫んで暴れた。狩山と野口が刑務官とともに小野を医務室に連れていくと、今度は「漏れる!」と騒ぎ出す。

狩山と野口が刑務官の許可を得て受刑者3人でトイレに入ると、「お前たち、裏切られたんだろ」と小野の様子が一変!

野口が「(ボケは)やっぱり芝居かよ」と呆れると、「ボケは年寄りの最大の財産だからな」と、これまでの振る舞いはすべて演技だったことを明かした。

大ベテラン・小野武彦による、一瞬にして雰囲気を一変させる芝居。これに驚き、思わず見入ってしまった視聴者も少なくないようだ。

一度第2話を観た人も、また見返せば“ボケたフリ”をしている小野の表情や目線などにハッとさせるかもしれない。

◆じつは頭がきれる受刑者・小野

小野は、狩山と野口に「灰谷みたいな詐欺野郎をなんで信じた?」「気をつけろ罠だぞ」と忠告。

いつもなら2人ついてくる刑務官が1人しかいないのは「わざと脱獄のチャンスを与えて叩き潰す気だ」とも分析する。さらに小野は、狩山が自分の嘘(ボケたフリ)を見抜いていることにも気づいていた。

小野から忠告を受けた2人だが、そのままわざとケンカをはじめ、ケガを負った狩山は刑務所外の病院へ緊急搬送されることに。

狩山の計画は成功するのか、次回もハラハラの展開になりそうだ。