4月27日放送の『つボイノリオの聞けば聞くほど』(CBCラジオ)には、「庭のスズメが取っ組み合いの大ゲンカをしている」という投稿が寄せられました。 小さくてかわいらしい印象のスズメですが、実は意外と凶暴な動物のようです。スズメはなぜこの時期に取っ組み合いの大ゲンカをするのでしょうか? つボイノリオと小高直子アナウンサーが投稿を紹介します。

     

キャベツの芯をめぐる争い

「庭で、払い飯(残りご飯)や野菜くずを堆肥にしている我が家。スズメも、そのおこぼれを狙って集まってきます」(Aさん)

そんな中、今週から親スズメの動きに変化があったというのです。

「親スズメは殺気立っていて、とにかく慌ただしく、「キャベツの芯」をめぐって取っ組み合いのケンカをしています」(Aさん)

小高「取っ組み合い?取っ組み合いってどんな感じですかね(笑)」

確かにスズメの取っ組み合いはまったく想像が付きません。

「チュチュチュ、チュチューン」

つボイ「翼と足でガッと相手を押さえつけるんですよ。『チュチュチュチュン、チュチューン、チューンチュチュチュッチュン!』って」

小高「生き物の戦いが好きですね」

そう、何を隠そうつボイは「動物の戦い好き」。YouTubeで夜な夜な動物の戦いを鑑賞しているのです。

そんなつボイがもっとも最強だと思っているのが「コモドドラゴン」。

つボイ「コモドドラゴンはアフリカにいないと思いますけど。アフリカの草原に現れたらライオンよりも強いんとちゃうかな、というのが私の中のランキングですよ」

我が家の初夏の風物詩

コモドドラゴンの取っ組み合いならまだわかりますが、今回の話はスズメ。

こんなにも狂暴になってしまったのは、「ヒナが生まれてエサの確保にてんやわんや」ということのようです。

「1週間もすれば、子スズメが庭に姿を見せてくれるはずです。我が家の初夏の風物詩です」(Aさん)

親スズメの取っ組み合いに感じる季節の移り変わり。意外にも風情がある話でした。

この話題に、リスナーから反響が寄せられました。

恩知らずなスズメ

「スズメの取っ組み合いはすごいですよ。くちばしでつつく、体当たりをする、急降下して蹴とばす、くちばしを大きく開けて威嚇する」(Bさん)

小高「あの子ね、痛いの私も知ってます」

その昔、団地の壁にぶつかって落っこちたスズメを救助したことがあるという小高。

小高「掌の上に乗せて『かわいそうに』って言ってたらハッと気付いて。ものすごい暴れた時に私の手をガーッ!とつついて。ものすごく痛かった(笑)」

つボイ「恩知らず、というのはこういうの」

小高「小っちゃいのにすごいな、と思いました。飛んでいきましたけど」

ジャンプロ同士の空中戦

「スズメのケンカは地上戦もありますが、メインは空中戦です。お互いくちばしでかみついたまま、屋根を転がり落ちるのを前に見たことがあります」(Cさん)

「つつかれるのも痛いですが、嚙みながらひねるのでこれもかなり痛いです」(Dさん)

「犬が取っ組み合ってじゃれあうことを『ワンプロ(ワンコのプロレス)』といいますが、スズメの取っ組み合いは『雀(ジャン)プロ』ですね」(Eさん)

「昔からことわざがありますね。『雀百までケンカ忘れず』」(Fさん)

ケンカではなく「踊り」ですね。

かわいらしい姿とは裏腹に、荒々しい一面もあるというスズメのお話でした。
(minto)