自動車メーカー5社が不正なデータを使って国の認証を取得していた問題で、国土交通省は28日、認証不正で出荷停止を指示していた3社6車種のうち、マツダの2車種とヤマハ発動機の1車種について、基準に適合していることを確認したとして、指示を解除しました。

マツダでの認証不正は合わせて5車種で生産を続けていて、出荷停止の指示されていたのはロードスターRFとMAZDA2で、このたび指示を解除されます。

国土交通省では、認証不正の報告があったマツダなど各社に、立ち入り検査を行って、事実関係の確認や精査を行ってきました。

国土交通省はマツダについて検査で、不正行為が確認された車種すべてが、基準に適合していることを確認したということです。また国土交通省は、各社で策定した再発防止策を確実に実施するとともに、その実施状況について、当分の間、半年ごとに報告するよう指導しました。

マツダでは、国交省の指示を受け、不正行為の報告をした2車種の生産を今月6日から停止していました。

マツダは「全てのステークホルダーの皆さまに改めてお詫び申し上げます。国土交通省の指導内容を真摯に受け止め、本事案の再発防止策を着実に履行し、信頼回復に努めて参ります」とコメントしています。

マツダによりますと、出荷については7月1日から、生産については7月中旬ごろの再開を見込んでいるということです。