日本メディアによると、気象庁は、台湾付近で日本時間3日午前8時58分ごろ発生した地震で沖縄県の与那国町で最大震度4を観測し、宮古島・八重山地方と沖縄本島地方に津波警報を発表した。気象庁は午前10時40分ごろ、津浪警報を注意報に切り替え、正午に注意報を解除した。

これに関連し、中国メディアの環球時報は同日、沖縄で津波警報に遭遇した在日中国人の体験談を掲載した。

それによると、家族とともに那覇空港に向かおうとしていた在日中国人女性の珊珊(シャンシャン)さんは、津波警報の発表を受け、レンタカーを返却しに行ったところ、レンタカー会社の人から地図を渡されて、近くにある橋の上に避難するよう告げられた。

橋の上にはたくさんの人がいたといい、珊珊(シャンシャン)さんは家族とともに橋の上に約10分ほどいたところで警報が解除されたため、午後の便に乗るため空港へ向かった。空港では、津波警報のため少なくない数の搭乗客が足止めされ、床に座って運航再開や振り替え便の情報を待っていた。朝に空港にいた搭乗客らは建物の3階に避難させられたという。

沖縄在住の中国人、陳梅(チェン・メイ)さんによると、朝からスマートフォンで警報が鳴り続け、高台への避難を呼び掛ける防災行政無線も繰り返し鳴り響いた。「近所の人たちは指示に従って高台に避難し、1時間半くらいたってみんな帰宅した」という。(翻訳・編集/柳川)