2024年4月30日、中国で「劇場版 SPY×FAMILY CODE:White(コードホワイト)」が公開され、観客から続々と五つ星(満点)レビューが投稿されている。(本記事はネタバレを含みます)

同作品の中国のSNS・微博(ウェイボー)公式アカウントは、公開前日の29日時点で前売券の累計興行収入が3000万元(約6億5000万円)を突破したと投稿。劇場版への注目が高まる中、30日に公開されると、初日にも関わらず多くのファンが微博にレビューを投稿し、そのほとんどが五つ星(最高)の評価だった。

微博で500万以上のフォロワーを持つアニメアカウントは、「ついに『劇場版 SPY×FAMILY』を見終わったが、まだ余韻で泣いている。黄昏(ロイド・フォージャーのコードネーム)とヨルの2人が、幼少期を持たなかったアーニャに最も美しく心温まる幼少期を与えた。父親の黄昏は冷酷非情なスパイでありながら、優しく忍耐強い育ての父親でもある。任務のためと言いつつ、命の危険を冒してアーニャを救い、任務を重ねる中でこの家族をますます大切に思うようになった。母親のヨルは人を殺すことをためらわない暗殺者であると同時に、天然で愛らしい女性。『家族は一緒にいるもの』と何度も言い続け、アーニャに手を出す者がいれば、必ずヨルが守ってくれる。彼らはアーニャに最大の愛を与え、家族でお互いを支え合い、頼り合い、救い合っている。この家族向けのコメディーはかわいらしく、また心温まるもので、アーニャの家族が互いに向かい合い、救い合うシーンに私はいつも涙する」とコメントした。

「劇場版SPY×FAMILY」公開

ほかのユーザーからは、「ヨルと黄昏がかっこよすぎるし、アーニャがめちゃくちゃかわいい!。ヨルに手を出すことは、まるで鉄板を蹴ることに等しいだろうね。これほどキャラクターを愛したのは初期の蘭(『名探偵コナン』の毛利蘭)以来だよ。この制作チームは安定して良い作品を制作してくれているので、もっとたくさんの作品を見たい!」「上映初日に仕事が終わってすぐに映画館へ直行し、待ちに待った『劇場版SPY×FAMILY』を見てきた。相変わらず面白おかしく、ユーモアたっぷりだった。この作品を見たことのない人も、家族の素性や隠し事は映画の中でちゃんと説明されているので心配無用。作品内の設定は本当に素晴らしく、脚本家にチキンレッグを贈りたいぐらいだ」などど、制作陣を称賛する声が寄せられた。

また、「子どもと一緒に見に行ったら、劇場内のほぼ全員が笑っていた。とても面白いアニメ映画だった。これまで見たことがなかったが、見ていないエピソードもすべて見たくなった。子どもも本当に楽しんでいた」「映画を見終わったが、笑いと涙を誘うポイントが盛り込まれていて本当に素晴らしかった。子ども向けなので、子どもが内容を理解できないことを心配する必要はない。『名探偵コナン』のようなスタイルで、今後数年間の劇場版をしっかりと計画すれば、もっと多くの人々を引き込むことができそう」などと、子どもでも楽しめる内容だと評価するコメントもあった。(翻訳・編集/岩田)