2024年5月9日、中国メディアの紅星新聞は、中国で著名ブランドを模倣し、著名歌手のジェイ・チョウ(周傑倫)を模倣した人物をイメージキャラクターに起用した「パクリ飲料」が販売されているとして注目を集めたことを報じた。

記事によると、遼寧省瀋陽市の市民が8日、商店でペットボトル入りアイスティーを購入したところ、包装にジェイ・チョウを模倣したとみられる「インフルエンサー・周口傑倫」という人物の名前がジェイ・チョウの顔写真と共に印刷されていたほか、著名食品ブランド「達利園」を模したとみられる「達利園飲品(遼寧)有限公司」「中国中央テレビスポンサーブランド」などとも記載されていたとして、ネット上に画像を掲載した。

ネットユーザーからは、「イメージキャラクターではジェイ・チョウをパクり、ブランドは達利園をパクっているほかに、ボトルのデザインも著名食品ブランドの康師傅の飲料をパクっている」との指摘も寄せられたという。


騒動を受け、本家の「達利園」は「われわれの商品ではない。われわれの社名は達利食品集団有限公司だ」と回答した。また、北京市にある法律事務所は「人物の肖像、氏名、会社名いずれにおいても明らかな模倣行為が存在する。ジェイ・チョウの肖像権や氏名権、そして達利園の商標権を侵犯している。消費者にとっても、悪意をもって誤解を生じさせる違法行為であり、業者を告発したり提訴したりすることが可能である」との見解を示した。(翻訳・編集/川尻)