2024年4月17日、韓国・京郷新聞は「今年1〜3月期にビールの輸入が20%ほど減少したが、日本ビールの輸入は大幅に増加した」と伝えた。

記事によると、韓国の今年1〜3月期のビール輸入額は4515万5000ドル(約69億8300万円)で前年同期比19.8%減少した。輸入量は4万8322トンで24.1%減少した。

こうした流れの中、アサヒやサッポロなど日本ビールの輸入額は1492万5000ドルで前年同期比125.2%増加。1〜3月期の輸入額としては、19年以降で過去最大となった。輸入量も1万7137トンで103.5%増加したという。

韓国の日本ビール輸入額は、19年7月に日本政府が韓国向け半導体素材3製品の輸出規制を強化した後に急減した。19年1〜3月期の1578万6000ドルから、20年1〜3月期は103万8000ドルにまで減った。その後は21年1〜3月期に173万8000ドル、22年1〜3月期に266万6000ドル、23年1〜3月期に662万7000ドルと徐々に増加し、今年は19年1〜3月期の94.5%水準にまで回復した。

一方で、今年1〜3月期の中国ビールの輸入額は478万3000ドルで前年同期比61.9%減少した。輸入量も5927トンで61.9%減少した。これは、昨年の「放尿騒動」の影響とみられている。昨年10月、中国の青島ビール工場で従業員が原料に放尿しているとみられる動画が拡散し、波紋を呼んだ。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「アサヒビールがおいしいのは紛れもない事実。みんなが好きな味」「ビールはやっぱり日本のものがおいしい」「アサヒの生ジョッキ缶が最高で、最近はそればかり飲んでいる」「お菓子などの食べ物は日本のものをそのままパクるのに、なぜビールはそれができない?。韓国のビールとはレベルが違う」「放尿動画を見てから中国ビールが飲めなくなった。日本ビールは衛生管理がしっかりできていそうだから安心」などの声が寄せられている。(翻訳・編集/堂本)