Ron Bousso

[ロンドン 1日 ロイター] - 英石油大手シェルは中国の電力市場から撤退したと発表した。天然ガスや石油など、より収益性の高い事業に注力するワエル・サワン最高経営責任者(CEO)の方針の一環。

発電、トレーディング、マーケティングを含む中国の電力バリューチェーンから2023年末で撤退することを決定したとしている。

「当社は電力ポートフォリオから価値を生み出すことに注力し、選択的に電力に投資しているが、そのためには難しい選択が必要だ」と説明した。

シェルのウェブサイトによると、シェル・エナジー・チャイナは中国の炭素排出権市場に参入した最初の全額出資の外国企業の一つで、中国の電力市場でトレーディング登録もしている。

シェルの広報担当者は今回の決定について、成長市場で電気自動車(EV)充電事業には適用されないと述べた。