中国・江蘇省常州市で男性が猫を虐待したとみられる騒動があった。中国メディア・捜狐新聞の微博(ウェイボー)アカウント・捜狐千里眼が14日付で伝えた。

報道によると、王(ワン)さんが保護した白猫の里親をSNSで募集したところ、誠実そうな男性が連絡してきたため引き渡した。1月半ほどして男性から「引っ越すのでやっぱり返す」と連絡があったため、王さんは猫を引き取った。しかし、猫は耳の中がダニだらけになっていた上、上の歯は切り取られ、下の歯は抜かれるなど、ひどい状態だったという。

王さんはチャットアプリで男性に「猫の歯は、前はちゃんとしていた。猫に何をしたの?なぜすべての歯が折れているの?下の歯はなくなっているじゃない」と問いただすと、男性は「知らない。たぶんコードをかむからうちの母親に(歯を)切られたんだと思う」などと返答。王さんは「猫の歯を適当に切っていいと思っているの?あなたが切ったの?あの子はうちにいた時にコードなんてかまなかった」と問い詰めると、男性は「人をかむから切った」と明かした。

男性はさらに「なでることもできない。抱いたらすぐに引っかかれる」などと説明。王さんが「それなら私のところに返してくれればよかったじゃない。猫に報復したというの?これは虐待以外の何ものでもないわ」と返信すると、男性は謝罪の言葉もないままチャットアプリ上で王さんをブロックした。

王さんによると、王さんの家に帰ってきた猫はむさぼるようにエサを食べたといい、男性から満足にエサが与えられていなかった可能性もあるようだ。王さんは猫のひどい状態に涙が止まらなかったという。

微博では関連ワードがトレンド入り。ネットユーザーからは「本当にひどい」「なんてかわいそうな猫ちゃん」「完全なる虐待だ」「こういうやつは必ず報いを受ける」「私が呪ってやる」「一体誰だ?これ以上被害が出ないために個人情報を公開すべき」「こういう人間は(ネットで)さらさないとだめ。プライバシーなんて保護してやる必要はない」「猫と同じ目に遭ってほしい」「来世ではなく現世で報いを受けてほしい」「動物保護法はまだか?」など、怒りのコメントが多数寄せられている。(翻訳・編集/北田)