Shinichi Uchida

[東京 8日 ロイター] - 江崎グリコは8日、システム障害の影響で「プッチンプリン」など冷蔵品の出荷停止が続いている問題で、乳業や健康・食品事業などで今後改修作業が順調に進んだ場合でも当初の業績予想より売上高が200億円程度減少するとの現時点での見通しを示した。追加的な経費発生を含め、連結財務諸表への影響は精査中としている。

2024年12月期連結業績予想は、冷蔵品の出荷停止の影響を踏まえて売上高は3360億円(従来3510億円)、営業利益140億円(同190億円)、純利益110億円(同150億円)に修正した。

グリコは出荷再開時期は未定としているものの、システム障害の問題は特定できており、商品の安定供給に向け改修作業を進めているという。