Yoshifumi Takemoto

[東京 10日 ロイター] - 内閣府が10日公表した1−3月期実質国内総生産(GDP)2次速報は、前期比マイナス0.5%となり、四捨五入により1次速報と横ばいだった。年率では前期比マイナス1.8%で、1次速報のマイナス2.0%から上方修正された。

ロイター集計の民間予測中央値はマイナス1.9%だった。

法人企業統計を反映し、設備投資が1次速報の前期比0.8%減から同0.4%減に上方修正された。民間在庫変動も寄与度が1次の0.2%増から0.3%増に引き上げられた。仕掛品の在庫が増えた。

一方、家計最終消費は1次速報の前期比0.7%減から同0.8%減に下方修正された。携帯電話や高速道路料金などの3月利用実績が1次速報での推計よりも下振れた。

輸出も1次速報の前期比5.0%減から同5.1%減に引き下げられた。輸入は同3.4%減から同3.3%減に引き上げられた。輸出入はそれぞれデフレータの改定が修正要因。

(竹本能文)