Marcela Ayres

[ワシントン 18日 ロイター] - 2024年の20カ国・地域(G20)議長国を務めるブラジルは、多国間開発銀行の改革に向けたロードマップを10月の財務相・中央銀行総裁会合で提出し、加盟国の承認を得る計画を明らかにした。

国際通貨基金(IMF)と世界銀行の春季総会に参加しているブラジルのアダジ財務相は、IMFの特別引き出し権(SDR)について、銀行の資金調達能力を大幅に活用するための潜在的手段として引き続き検討するようG20各国に呼びかけた。

米州開発銀行(IDB)とアフリカ開発銀行は、多国間開発銀行を通じてSDRを活用し、一部の国の資金ニーズに対応することを提案している。

IDBのイラン・ゴールドファイン総裁は17日、ロイターとのインタビューで、IMFが5月に予定されている会合でこれを承認することを期待してると述べた。