[リヤド 1日 ロイター] - サウジアラビア統計総局が1日発表した第1・四半期の国内総生産(GDP)速報値は前年同期比1.8%減だった。石油部門の不振が引き続き重しとなった。季節調整後の前期比では1.3%増だった。

昨年第4四半期は前年比3.7%減。石油の減産と原油価格の下落が響いた。

サウジは石油輸出国機構(OPEC)プラスとの合意の一環で減産を実施しており、日量約1200万バレルの生産能力に対し現在の生産量は同900万バレル程度にとどまっている。

第1・四半期GDPは石油部門が10.6%減、非石油部門は2.8%増、政府部門は2%増だった。

昨年のGDPは0.9%減、2022年は原油価格上昇の恩恵を受け8.7%増と20カ国・地域(G20)で最も高い成長率だった。