[ワシントン/エルサレム 15日 ロイター] - イスラエルのネタニヤフ首相は15日、イスラム組織ハマスとの戦いを巡り米国との見解の相違がある中でも、米国の軍事支援を受け、バイデン米大統領による特定兵器の供与一時停止を乗り越えることを望んでいると述べた。同時に、米国の支援なしでもハマスと戦う姿勢を改めて示した。

ネタニヤフ氏はCNBCのインタビューで、パレスチナ自治区ガザ最南端ラファに対する本格侵攻を実施するかとの質問に対し、ラファ作戦は「責任ある段階的な行動」とし、作戦には数週間かかるとの認識を示した。

ネタニヤフ氏はビデオ声明で、ガザ地区でパレスチナ人による新たな統治体制を立ち上げるにはハマスを排除する必要があると主張。ラファ本格侵攻について「人道的大惨事は発生しておらず、これからも発生しない」と述べた。