Neil Jerome Morales Karen Lema

[マニラ 7日 ロイター] - フィリピン統計庁が7日発表した4月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比3.8%上昇した。食品と運賃の値上がりを背景に3カ月連続で加速した。

ロイターがまとめた市場予想中央値は4.1%上昇、中央銀行予想は3.5─4.3%上昇、3月は3.7%上昇だった。

年初来のインフレ率は3.4%となり、中銀の2024年目標(2─4%)の範囲内に収まった。

変動の激しい食品と燃料を除いたコアインフレ率は3.2%で、3月の3.4%から鈍化した。ロイターがまとめた市場予想は3.3%だった。

中銀は指標発表後、今年と来年のインフレ率は2─4%の目標レンジに回帰するとの見通しを示した。23年のインフレ率は平均6.0%だった。

INGのエコノミスト、ニコラス・マパ氏はXで、16日の次回中銀会合で金利が据え置かれると予想した。