Max Hunder Vitalii Hnidyi

[ハリコフ(ウクライナ) 26日 ロイター] - ウクライナ当局は26日、北東部ハリコフ市の大型商業施設が前日にロシア軍の誘導爆弾2発で攻撃されたことについて、少なくとも14人が死亡し、数十人が負傷したことを明らかにした。

同市の住宅街にある商業施設「エピセンター」では攻撃後に大規模な火災が発生した。

ゼレンスキー大統領と地元検察当局によると、14人が死亡、44人が負傷した。ハリコフ州のシネグボフ知事は16人が死亡したとしている。

ハリコフ市のテレホフ市長は攻撃時に商業施設内に約120人がいたと述べた。

ロシア軍は国境を越えてハリコフ州に地上侵攻しており、ここ1週間でハリコフ市への攻勢を強めていた。

ロシア軍は市中心部の居住施設もミサイルで攻撃。負傷者は26日午前時点で25人に上った。施設には郵便局やカフェなどもあり、攻撃で施設前の歩道に深さ数メートルの穴ができた。

ゼレンスキー大統領は定例のビデオ演説で、十分な防空システムを確保する必要性を改めて強調。パートナー国にF16戦闘機の供給を加速するよう訴え続けると述べた。