バレーボール・国内三大タイトルのひとつ「黒鷲旗全日本男女選抜大会」の決勝が大阪で行われ、女子は岡山シーガルズが悲願の初優勝を果たしました。この大会で引退する元日本代表の宮下遥選手、主将・川島亜依美選手も活躍し有終の美を飾りました。

19年ぶりに決勝戦へ駒を進めた岡山シーガルズ。今大会での引退を表明しているセッター・宮下遥選手がスターティングメンバーに名を連ねます。

決勝の相手はデンソー。シーガルズは序盤から宮下選手の変幻自在なトスで相手を翻弄します。エースの金田選手や山城選手らを巧みに使い大量リードを奪います。

守備では、キャプテン川島選手が攻撃をシャットアウト!シーガルズは優位に試合を進め2セットを連取します。そして第3セット…ついに歓喜の瞬間が訪れました。3対0でストレート勝ちを収めたシーガルズ、悲願の初優勝を果たしました。

(今大会で引退する岡山シーガルズ 宮下遥選手)
「勝っても負けても、みんなと一緒にできる最後の一日だったので、一本一本に自分の全力と思いを込めてプレーしました」

15年前、14歳の時にこの大会でデビューした宮下遥選手にとっては思い出深い大会での優勝。最後にはファンへの『感謝』の言葉が溢れ出ました。

(岡山シーガルズ宮下遥選手)
「最後、こういう形でバレー人生締めくくることができて、ここまで頑張ってきた自分への最後のご褒美なのかなと思います。皆さんと優勝の瞬間を分かち合うことができて、本当にうれしく思います。いままでありがとうございました」