防災イベントなどで使われる岡山県の地震体験車が来月(6月)から更新されることになり、新しい車両が公開されました。

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(杉澤キャスター)
「大きく揺れています。座っているのもやっとなくらい揺れています」

体験したのは、最新の分析に基づいて想定される南海トラフ巨大地震の震度7の揺れです。来月から導入される新しい地震体験車です。16年間使われた車両の劣化に伴い更新されるもので、東日本大震災や熊本地震の揺れも再現することができます。

(岡山県消防保安課消防班長 杉山賢一さん)
「幅広く県民の方に利用していただきたいと考えています。そのうえで経験された方1人1人が地震に対して備えをしていだきたい」

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若年層にも防災意識を高めてほしいと、外観のデザインは岡山県立大学の学生に依頼しました。

(岡山県立大学工芸・工業デザイン学科 谷川文音さん)
「『岡山』の中に、桃太郎とサルとキジと犬を入れるのを工夫しました」

(岡山県立大学工芸・工業デザイン学科 後藤奏音さん)
「地震体験車であることが伝わるということが他の人にも見てもらえたらと」

新しい地震体験車は、来月(6月)3日から学校や町内会での防災行事などで利用されるということです。